徐々に暑くなって参りました。栄養バランスや睡眠時間をできるだけ整えましょう
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5月から7月頃、筒状の白い花を2本ずつ並んで咲かせ、ジャスミンに似た甘い香りを漂わせるスイカズラ。日当たりがよく、かつ乾燥しない場所を好み、山野の林縁や道端に生育する、つる性の低木です。
この白い花は時間が経つと黄色に変化します。つる全体に花々が順々に咲いていくと、白い花と黄色い花が混在し、非常に見応えがあります。この二色の花の姿から中国では「金銀花」と呼ばれます。また花が一箇所から二つずつ対になって並ぶため、「双花」という別名もあります。
日本ではスイカズラに対して「忍冬」という漢字を当てます。これも中国の別名で、冬でも枯れない葉や茎の姿が寒い冬を耐え忍んでいるように見える様を表現しています。
スイカズラは漢方のなかで重要な生薬でもあります。使用されるのは花の蕾と茎葉の部分です。花の蕾は「金銀花(きんぎんか)」、茎葉は「忍冬(にんどう)」という生薬名で流通しています。忍冬は秋に葉とそれにつく柔らかい茎を採集した物で、葉の多い物が良品とされています。
スイカズラの詳細は→初夏に花咲くスイカズラ