逍遙記
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逍遙記
東日本大震災によせて《NaturalLife11_...
3月11日,東日本は記録的な大震災に見舞われました。太平洋沿岸は大津波によって壊滅的な被害を受け,多くの尊い命が失われました。ここ宇都宮でも震度6強の揺れを経験し,地区によっては家屋の損壊や亡くなられた方もありました。報道で悲惨な状況を見聞...
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紫根(しこん)報道の反響と問題点《NaturalLife3_...
6月末,突如として紫根(シコン:ムラサキ科ムラサキの根)という薬草が注目を浴び,連日問い合わせが続きました。紫根が肌のシミや荒れに効果があるとテレビで紹介されたためです。テレビの反響による一時的なブームはよくあることですが,今回は異常な盛り...
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蛇含草
落語で「蛇含草」という名の草が出てくる話があります。蛇含草は山奥に住む大蛇が使う消化薬になるといいます。大蛇はふだん,猿やウサギを餌食にしているのですが,時に山中で人間に出くわすと,一飲みにしてしまうこともあるそうで,さすがの大蛇も人間ほど...
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葛根湯医者(かっこんとういしゃ)
寒く乾燥するこの季節、しばしばカゼの流行が見られます。カゼに有効な漢方薬もいろいろありますが、最も有名な漢方薬「葛根湯」もその一つです。その知名度を裏付けるものとして、落語の小話に「葛根湯医者」というのがあります。「先生、頭が痛てえんで」「...
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二番煎じ
江戸時代薬といえば草根木皮の煎じ薬という時代のお話です。当時恐れられていたものの一つが火災。火災の増える冬には、火消しの人たちが活躍する一方で、一般庶民も、夜間、「火の用心」の見回りを交代でしていたそうです。寒い冬の夜のことですが、見回りの...
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