漢方日記

  • 現代にも通じる恬憺虚無真気従之

    平成15年9月,私はある講演を聞くために川崎市を訪れました。演者は謀研究所のK先生。漢方の歴史研究の第一人者です。その日,私は一冊のK先生のご著書を携えていました。早めに到着したので会場周辺を散策していますと,同様に風景を楽しみながらこちら...

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  • 「五臓六腑」のお話

    「五臓六腑にしみわたる」という表現がありますが,この五臓とはどの臓器を指しているでしょうか?・・・こんな問題がクイズ番組で出題されていました。答えは肝・心・脾・肺・腎の各臓です。それでは六腑はどうでしょう。胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦の六...

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  • 「水」のお話

    漢方には,人間の体が「気(き)・血(けつ)・水(すい)」から構成されるという考え方があります。前々回の本欄では「気」について,前回は「血」についてご紹介しました。そして今回は「水」に関するお話です。水の生成と働き 水とは体内の水分を広く意味...

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  • 「血」のお話

    漢方では「血(けつ)」と呼びます。その生成・循環・役割などについては,現代医学に通じる部分もありますし,漢方独自の部分もあります。血の生成と循環 血は飲食物からの栄養,水分,そして吸い込んだ清い空気などから生成されます。五臓六腑の肝に貯蔵さ...

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  • 「気」のお話

    漢方の世界では,人体を観察したり薬を選択する際に「気」という体の要素を重視します。一般的に気は「元気」「気持ち」など体力や精神状態を表す言葉として使われていますし,「天気」「空気」「雰囲気」など自然界の要素や場の状況を表す言葉としても汎用さ...

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